アンデス山脈を超えますぞ‼️

今まで隣にいた妻が後ろの席に!?

       パラグアイアスンシオンに向けて最後のフライトは、妻と横並びでは無く前後の席になりました。2時間半ほどのフライトなので辛抱、辛抱。とは言っても私の隣の席の男性は大柄なので、とても窮屈な感じです。飛行機自体も窮屈なので、とてもトイレに行ける雰囲気ではありません。尿意をもよおさないように祈るばかりです。

 雪をいただいたアンデス山脈をまた超えます!

       チリからアスンシオンに向けて飛び立って程なくすると、アンデス超えが始まります。まだ頂上付近は雪が残っていてしかもそれがズーッと連なっています。見事です!何となく機内が寒く感じます?気のせいでしょうか?9月初旬ですから南米は初夏と言った頃でしょうが…。 山また山を越えて、いよいよアスンシオンが近づきました。

税関への申告書!スペイン語?英語?どうしよう!

       これまでの乗り継ぎの際は、税関への申告書は必要ありませんでした。しかし、機内では着陸後に、出国する人に対しては配られていました。その際には、乗り継ぎなのでとホッとしておりましたが、いよいよ最終目的地なのでこの書類を貰わなければなりません。

       貰ったらどうしよう?隣の人に聞こうにもスペイン語は話せないし…エーイ税関でひと踊りするか!の気構えで覚悟を決めました。するとどうでしょう?シートベルトのサインが出ても申告書の配布はありません。飛行機の高度はどんどん下がります。とうとう着陸してしまいました! どうやら申告書の配布は無いようです 。えっ!何で?と思いつつも、良かったーです!

 

いよいよ最終関門の税関突破です!

       日本の1.1倍の国土で680万人の人口と小さな国なので、税関のゲートも2カ所しかありません。係官の入っているボックスの前を通過しなければなりません。向こうには自動小銃を抱えた警察官が見えます。とてもインパクトがあります!とても強行突破は無理のようです(笑)

       覚悟を決めて係官の前に進みます。そして、目が合ったその瞬間にスペイン語圏なのに英語で「ジャパニーズ・オンリー」と、堂々と伝えました!係官は肩をすぼめ眉間にしわを寄せて、あからさまに弱ったなーという雰囲気です。そして、何度かスペイン語で質問を試みたようですが、その度に「ノーイングリッシュ」と「ジャパニーズ・オンリー」を繰り返します。

 

税関突破のキーワードはスペイン語と英語の造語

      係官は困り果てた様子で、「ホテル?」と聞いてきました。私は多分、滞在中に使用するホテルの名前を聞いているのだろうと推察しました。ところが、滞在先は娘夫婦の友人の家です。なんて言えばいいのだろう?困ったな〜です。そこで、出発前にかじったスペイン語を思い出したので、とっさに「アミーゴ・ハウス」という言葉が飛び出しました。

        係官は仕方ないな〜と言わんばかりの顔で、パスポートにスタンプをポーンと押してくれ、手で合図を送り行け!との事で助かりました!

荷物は届いているかなー?

       さて、福岡を出発して38時間以上が経ちました。ヘロヘロ気味で荷物の受け取りに向かいます。福岡を出発して、韓国、オーストラリア、チリ、パラグアイと乗り継いで来ましたし、航空会社も3社、4機に乗りましたので、荷物が本当に到着しているかどうか不安です?

       幸いなことに、スーツケースは4個とも無傷で到着です!南米では荷物が無くなるケースが多々ありと聞いていたので、荷物との感動の対面でした!